アクアダイアリー2nd

キンペコは黒くなる?

ワイルドが主流だったころからキンペコを飼育している方ならだれでも知ってるであろう、キンペコの黒化。

キンペコ飼育の長い人ほど色々と苦い経験も豊富かと思います。もちろん私もその一人です^^;



そもそもなぜ黒くなるの?保護色だから?

答えは魚にしかわからないことだと思います。それ故人間が想像で語れるほど浅いモノではないと思いますが、キンペコ体色変化の基本を少しピックアップしてみますので参考にしてください。



○保護色であることは一つの要因であるのは間違いないでしょう。

極端ではありますが、4面ブラック照明ナシで飼育した場合と、4面ホワイト照明アリで飼育した場合ではかなりの差が出るのは事実です。

ただし、ホワイト水槽ですと体色は明るくなりますが、メリハリも飛んでしまうことが多いです(色トビ)。

暗い環境を好む魚だと思いますので、あまり明るすぎる環境は要らぬストレスを与えてしまう場合があると思われます。


○それとこれも基本中の基本ですが、緊張状態下や調子を著しく崩している場合には体色はかなり明るく(白く)なります

これはキンペコに限らず多種プレコにも大抵あてはまる常識です。ショップなどで他と群を抜いてきれいな個体がいた場合、要注意です。しっかり観察して調子を崩していなければ、それは大当たりな個体かもしれませんね。


○さらに大人になると黒くなりやすいと言うのも常識です。

言い換えれば4~5センチ(生後4~6か月)くらいの若魚の頃が最もキレイな場合が多いです。

ブリードとして出回るキンペコ、特にオークションなどではこのサイズの個体が非常に多いです。

すなわち一番キレイな年齢で販売していると言い換えても過言ではありません。

(アクアライフの特集記事を見ても小さ目の個体が多かったかな?)

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大人になると黒くなる。。。飼育者的にはとても残念ですが、これは至って健康な証。

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実際には白黒半々でも細かな模様を持つ場合、対比的に黒く見えやすい場合がある。

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同じく白黒半々でも大柄でメリハリのある個体はキレイに見えちゃう??

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インペでも成熟すると黒くなる個体も。キンペコ同様、成長とともに模様が乱れるのでそう見えてくるのかもしれない。

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4~5センチの若い個体は白地も多めで、模様の乱れも少ないため、一番キレイに見える時期と言えます。



メガクラ系の一部特殊個体では成長とともに(5~6センチを越えてから)著しく白くなる個体、つまり黒くなる通常とは逆に白くなる個体が出現する場合があります。(いわゆる『反転』『ネガティブ』と呼ばれる個体)

コレはある意味異常であり、極論を言えば奇形と言えるかもしれませんね。もちろんそれが悪いという意味ではなく、それだけ『レア』であると言うこと。だから貴重なんです。

その価値をしっかり理解したうえで、過度に期待したり、宣伝文句に煽られることなく素敵なキンペコと巡り合ってほしいと思います。


黒くなって当たり前、これが常識です。そして黒くなる変化も『キンペコの味』と思えるようになると、キンペコの魅力がより一層、深く感じられると思いますし、メガクラに出会えた時にこの上ない『衝撃』に感じられると思います。

飼う(買う)側の知識として、知っておいて損はないと思いますのでご参考に!



インペやキンペコの特徴

アクアライフの特集以降、シングー産小型ヒパンキが盛り上がっています。各ショップもより一層力を入れて販売されています。

ショップやブリーダー様方の努力の結果により、一昔前のワイルドが主流だった時代では購入したくても出来なかったような、キレイな個体やレアな種類なども『選べる』時代になり、これはとても良いことだと思います。


その一方で、メガクラやスーパーインペなどで、『曖昧』な表記で誤解を招くような販売名、ひどい場合には明らかな『虚偽』の販売名で売られているケースも見かけられます。販売する側の確信犯だとしたら、それは酷い話なのですが、、、

現状、同じキンペコでも、販売者によってさまざまなネーミングがつけられていて、とてもややこしいところではあります。

ネーミングを増やすよりも先に、メガクラやスーパーインペの線引きや定義付けを急ぐ必要があると思うのですが、まだまだ難しいようです。

それならば購入する我々が、もっとその種の特徴を理解し、見分けられる『目』を持つことが必要なんだと思います。



以下に私の思う、インペやキンペコ系のざっくりした特徴を書いてみようと思います。

あくまでざっくり、この他にも色々なパターンも存在しますが、基本は大事ですので。


インペの特徴
○体形→体高が低くスレンダー

○体のトゲ→全体的にトゲは少な目。成熟したオスの胸ビレのトゲは顕著。

○尾びれ→切れ込みは丸く三日月形(若干の個体差があり)、下側が若干長い

○模様→若干の個体差はあるものの基本的に同じ模様、縦ライン。成長してもほとんど変わらない
     →胸ビレは棘条に沿ってラインが入る
     →尾ビレは7~9本(個体差あり)の縦ライン

○色→なんといっても白い!透き通るような青白さが特徴
   →背ビレや尾ビレの条膜は基本透けている


キンペコ(L66系)の特徴、(L399、L400)
○体形→体高は低くスレンダー、インペよりも大きい

○体のトゲ→成熟した個体のトゲは多め。特にオスの胸ビレ尾筒に顕著。

○尾ビレ→大きな尾びれで伸びる傾向、切れ込みが大きく直線的に入る場合が多い。下側が若干長い。

○模様→ラインからバンド模様まで様々。個体差も大きく成長とともに細かく変化する
     →胸ビレは棘条に対し垂直に何本も入る。バンド模様。成長とともに大きく乱れる個体もいる。
     →尾ビレはバンド(横ライン)模様、密に入る。

○色→クリーム~黄色。白い場合もインペより黄色みを帯びるかグレーっぽい。(黄色は劣性遺伝であると考えている、また環境により変化する)
    →尾ビレや背ビレの条膜はインペ同様透ける場合が多い。

キンペコ(L333系)
○体形→体高は厚みがありガッチリしている。66系よりも大きくな場合が多い。

○体のトゲ→66系とほぼ同じ。

○尾ビレ→大きな尾びれだが切込みが小さく伸びにくい。上下の長さはほぼ一緒。

○模様→バンド系(横ライン)であることが多い。成長とともに乱れてくるが66系のように密にならなく基本大柄
     →胸ビレは66系同様、基本バンド模様。
     →尾ビレもバンド模様であるが、66系よりも大柄。

○色→白~黄色。真っ白な個体も多いが、インペよりも黄色みを帯びる。黄色は劣性遺伝と考えている。
    →尾ビレや背ビレは棘条にかけて色が乗りやすい。条膜にも色がしっかりと乗る個体も多い。



※共通項として基本どの種も成長とともに黒くなります。インペもそうです。ラインが太くなる傾向が強いです。

これはヒパンキ系では常識ですが、先日のアクアライフをみて始めたという方は今後困惑すると思います^^;



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↑インペ成魚メス。体高は低くスレンダーで、整ったラインが入る。尾ビレや背ビレは基本透けている。この個体はラインが途切れているがケガによるもの。


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↑インペの尾ビレ。 上は標準的な個体。下はイレギュラー個体。舐められなどで損失し再生した場合にもイレギュラーになりやすい。条膜は基本透けている。


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↑L66系の若魚。スレンダーな体形で尾ビレも伸長する。条膜は透けるケースが多い。今後の成長により模様は緻密な柄に変化すると思われる。

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↑L66系成魚のメス。背ビレと尾ビレともにインペとは90°方向が異なるバンドが入る。


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↑L66系の尾ビレ。棘条が伸びて切れ込みが深く入る。条膜が透けているのが普通。


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↑L333メスの成魚。体高がありがっちりした体形。66系に比べ尾ビレの開きは小さ目。棘条に沿って色が乗るが、この個体の条膜は透けている。この個体の模様はL333の中では細かい方だと思う。

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↑L333の若成魚。若魚の場合は比較的スマートな体形だがL66系のように尾ビレはあまり開かない。背ビレの模様は乱れてるが大柄でL333らしい。

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↑同個体の胸ビレと尾ビレ。多少の乱れはあるものの基本は棘条に対し直角に入るバンド。尾ビレのバンドも比較的そろっている。透けずに色も濃いのが特徴。





えっと、まとまりのない解説になり恐縮です^^;

大まかにインペやL66系などが生息する中流~上流域は体形が細身でヒレが透けている。下流に住むL333系は体形がゴツく、模様が大柄で色が濃い。。。って感じでしょうか。

(ちなみにL66はベロモンテ・ド・ポンタールに集積される個体群、L333はポルト・デ・モスに集まる個体群を指す。なので採集地とほぼリンクしているはずだが、直接的な産地ではないのもポイント。)

写真も良いものが撮影できれば差し替えていこうと思います^^;


あくまでも上記ポイントはその種の平均的なパターンです。必ずしも一致するわけではありませんが、○○とはおおよそそのような特徴を持つ個体が一般的という解釈でお願いします。


そして私の勝手な思い込みもあるかもしれませんが、おおよそこの辺りに注目していれば、それらを見分ける『ポイント』になると思っていただけたら間違いないと思います。

現在ではブリードが盛んになり盛り上がりを見せている一方で、すでにハイブリッドのブリード個体も見受けられます。

ですが、このような特徴を押さえておけば、何と掛かっているのか、どんな血が混ざっていそうか、おおよそ見当がつくかもしれません。

面白いことに異種間のハイブリッドでは想像通りの『アイノコ』が生まれてくるパターンも少なくないのです。

まずは一匹でも多く『数』を見て、『飼育』して、それら微妙な差異がわかるようになると、益々この小型プレコを楽しめる要素になると思います。

そして、『違いの分かる愛好家』が増えることで、より一層この世界が盛り上がるものと確信しています。

 
なぜこんな記事をいまさら書いたか??それはいずれわかると思います^^v

それまでお楽しみに♪


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