アクアダイアリー2nd

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

L236(ドイツ系統)の稚魚たち

ご無沙汰しております。色々事情がありブログの更新も滞ってしましました。このブログを楽しみにしてくださっている方がいるのか分かりませんが(笑)マイペースで更新頑張ります。

さて今回はL236と呼ばれている系統についてです。

過去よりまれに入荷するドイツ系統のキンペコ系の中で、異彩を放っているのがこの系統。2年ほど前に大量に入荷があったのでご存知の方も多いと思います。


元々L236はシングー上流の分岐した先、イリリ川にて採集される個体群に与えられたLナンバーです。

ニューインペリアルダップルドによく似た体形を持つ小型プレコとして、海外の書籍やサイトにも出てくる種ですが、、、

一方でイリリ川では小型プレコは採取できないという話もあったり、最近では日本でいうところの『メガクラリアル』に相当する反転個体につけられるナンバーと化していたり、いまひとつハッキリとしないLナンバーの一つであります。(そもそもLナンバー自体が非常に曖昧だったりしますが、、、)


私が所有するL236は2014年に入荷した「ドイツブリード」個体です。最近まとまって稚魚が取れたので記録としてアップさせていただきます。

DSC_0118 (281x500)
↑ペアリングの様子。オスは白系、メスは黄色系(A系統とする)。容赦なくライト当てますよ(笑)

DSC_0094 (500x281)
↑A系統、孵化後1日目。ヨークサックは黄色く一般的なキンペコと同等

DSC_0101 (500x281)
DSC_0116 (500x281)
↑A系統、孵化後4日~5日目。うっすら色づき始める。模様はやや茶色っぽく出方も淡い感じ。目も特徴があり色々とキンペコとは違う印象。体形は独特でキンペコなどよりも体高があり、L236オリジナル(ダップルド体形)に近い印象。

DSC_0293 (500x281)
↑こちらはメス親違いで白系のメス(B系統)。ヨークサックはかなり小さく、色も薄くレモンイエロー。大きさは初産の影響かもしれない。

DSC_0327 (500x281)
↑B系統、孵化後8日目。A系統とは違い白系の子のみ。全体的に透明感がある。もしかして透明鱗の系統なのか?


以下すべてA系統の子。
DSC_0125 (500x281)
↑典型的なダルメシアン柄になりつつある。

DSC_0160 (500x281)
↑顔のラインの太さに個体差がある。細いラインの個体は成長しても細ラインを維持する傾向がある様に思える。

DSC_0161 (500x281)
↑この様にラインが薄い個体はグレー体色を呈することが多い。

DSC_0181 (500x281)
↑色は白、グレー、黄、淡いベージュが混在。ライン系、ゴマ塩系(のちに繋がると予想される)など。やはり色々な血が混ざってる感じがしますね。

DSC_0203 (500x281)
↑我が家では今まで出現したことのないショートボディ。インブリードなどの影響なのか?この1匹のみ。

DSC_0227 (500x281)
DSC_0228 (500x281)
DSC_0232 (500x281)
DSC_0236 (500x281)
DSC_0347 (500x281)
DSC_0348 (500x281)
↑現在の稚魚たち。生後2~3か月。色や模様がバラエティに富んでいる。今のところ、一番下の写真の個体が一番黒勝ちな個体。今後の成長とともにさらに変化するものと思われる。


ご覧いただいたように、ドイツブリードL236として流通されている種は、ハイブリッドの可能性が高いと思われますが、体形が非常に特徴的であり、オリジナルのL236として過去に紹介された個体たちと非常によく似ているともいえます。

ただのキンペコのハイブリッドではないだろうと私は推測していますが、多くは謎です。


一方、現在L236として国内で流通する個体は、インドネシアを中心とした東南アジアで養殖された個体群がほとんどで、表現もさほど特徴のない個体が多く感じます。

(それら養殖個体群は『L236で入荷しました』と注釈されていることが多いのですが、ショップでは『ヒパンキSP』とひとくくりにされ、原産国の明記がないのも特徴です。)

子はややきれいなキンペコといった感じで、親の表現が分からないのでどこまで信用できる個体たちなのか疑問が多く残ります。

体形もキンペコに近い印象です。


自分の好みの個体を入手するのは非常に大事なことですし、各々の自由です。

しかしながら今後の系統維持を意識するのであれば、ルーツを知り、理解していくことも必要なのかもしれませんね。

販売する側も、今後の系統や血統の透明性を維持するために、『明確な表記、販売名』をもっと徹底してほしいかなと正直思うところであります。


コメント

こんばんは!

素晴らしい!!

個体群も凄いですが、実際に繁殖させていて成長させて初めて分かる事が多々あります。

要は、説得力がある事ですね。

販売サイドの甘い考えが市場の混乱を招くとともに、消費者を舐めてる感をつくづく感じているこの頃ですが、良い記事だな~

厚みのある経験値こそが全てだと、この記事読んで思いましたね。

入荷時の販売画像数枚では語れないね・・・。

Re: こんばんは!

こんばんは、結果が出てから公開しようか迷いましたが、成長記録と現段階で個人的に感じたことを書いてみようと思いました。

また考えや推測が変わるかもしれないです。

入荷時の画像では語れないのは事実です。

現にこの親個体も劇的な変化をしておりますし、ただのキンペコではないのは容易に察するところです。

育てて面白い血統であるのは間違いないですが、謎の多い血統だと改めて感じました。

販売する側ももっと勉強しないと後々でトンデモナイことになるかもですね!

こんばんは

非常に興味深く、
参考になる素晴らしい内容の記事だと思います。

私もメガクラ系を飼育していますが
最近色々と悩むようになってきました。

そのような中で
この記事を拝見させていただけたのは
非常に良かったと思います。

katsuさんも書かれているように
繁殖という結果を出しながらの考察は説得力があり、
誕生した個体群がどのように成長していくのかに興味があります。
久しぶりに目の保養をさせていただきました。(笑)

Re: こんばんは

日本でもそうですが、よりキレイな(人間からの見た目)個体の作出のためのハイブリッドが多くなってきてますね。

それは不自然と言えばそうですが、逆に自然界では見ることのできない新たな表現の可能性を含んでいます。

出きる限り親の素性をオープンにすることで、ハイブリッドももっと盛り上がると個人的には思いますが、果たして…

殖やしてみて分かることはとても多いですね。

これからも精進して参ります。

Lナンバー

Lナンバーっててっきり、学名のつかない魚にも判別できるようにつけているのだと思っていましたが、どこの川で獲れたお魚かってことなんですね。

てことは同じエルナンバーでも数種類混じっていたりしますかね。
数種類の表現がでるのって、種類が複数まじっているのでしょうかね。
それとも、複数の表現が出るものをまとめて同じ種類っていう定義なのでしょうかね。

いろいろと面白い話題提供をありがとうございます。
(^-^)/

Re: Lナンバー

学名のつかない魚を便宜的に判別する目的(主として商業目的)として与えられたナンバーで、仮に同種であっても採集地が異なれば違うナンバーが与えられたりと、重複している場合も多々あるようですが。。。

商業目的の要素が強いので、産地毎にさらにはタイプ毎に分けられるのですが、恐らく同種のちょっとした表現違いなども後から継ぎ足されていたりでさらに混乱の種になっているともいえます。

また同種でも見た目の異なる幼魚と成魚で別々のナンバーが与えられた例もあったと記憶しています。

L236に関してはシングー上流の支流、イリリ川に採集されるとされ、海外の雑誌などではオリジナルが紹介されているものの、その後入荷もなく、イリリ川にはHypancistrus属は存在しないとまで言われています。

最近では産地の関係ないブリード個体において、白黒反転個体に与えられるナンバーとする考え方が海外では定着しているようで益々意味が分からなくなっています。

結局のところ非常に曖昧なナンバーになってしまっている例も少なくありません。

初めまして

初めまして。小野と申します。
メールで失礼致します。

6月21日にアクアリウムの情報サイト(リーレスト)を作成しました。
http://aquariumer.link
ブログへのRSSリンク、無料会員登録、いろんな方と交流できる掲示板、ショップ情報を載せれるようにしております。

今後日本全国規模でアクアリウムを愛する人を集め、ショップ情報も集めサイトを拡大していく予定です。

そこで是非あなた様のブログのRSSを取得させて頂けないでしょうか?
更新情報をリーレストでも取得させて頂いて宣伝になり、リーレストもサイトが充実していく。
と相互に充実できたらと思いますので、是非よろしくお願いします。

制作者 小野

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://takapon2.blog52.fc2.com/tb.php/148-c755ca91

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

TKP.

Author:TKP.
主に小型プレコの繁殖を中心に書いています。

まだまだ広まり始めた狭い世界です。色々な情報を共有できたらいいなと思っています。

どうぞお気軽にコメントください♪

^^v

カテゴリ

未分類 (2)
カテゴリなし (1)
インペリアルゼブラプレコ(L46) (0)
スーパーインペリアルゼブラ(L173) (1)
L236(ドイツ系統) (2)
ホワイトゼブラプレコ (0)
キングロイヤルペコルティア (0)
ニューインペリアルダップルド(L174) (0)
クイーンインペリアルタイガー(L134) (0)
コリドラス (1)
お手軽DIY (1)
便利グッズ (1)
熱帯魚飼料 (0)
プレコ飼料 (1)
飼育水槽 (3)
キンペコの常識、非常識 (2)
一人言 (6)
アクアリウムバス (4)
キンペコ辞典 (1)
TKP.ブリードショップより (2)
オトシンネグロ (1)

最新記事

最新コメント

カレンダー

04 | 2018/05 | 06
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

アクセスカウンター

オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

月別アーカイブ

最新トラックバック

広告

広告

TKP.Breedショップはコチラから

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

ブログ始めませんか?

お問い合わせフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

FC2Ad

Template by たけやん

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。